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戸越銀座防災まちづくりフェアが防災まちづくり大賞の消防庁長官賞を受賞!


戸越銀座商店街での防災まちづくり取り組みが、総務省消防庁主催第28回防災まちづくり大賞において、「消防庁長官賞」を受賞

~商店街だからこそできる地域に密着した、さまざまな防災啓蒙活動が評価~

東京都品川区の戸越銀座商店街連合会主催のもと、パナソニック ホームズ株式会社、株式会社HITOTOWAが連携し、企画運営を行った、戸越銀座商店街エリアでの防災まちづくりの取り組み(受賞タイトル:【商店街だからこそできる防災まちづくり・防災をフェーズフリーにする「まちなか防災訓練」】)が、この度、総務省消防庁主催の第28回防災まちづくり大賞において、「消防庁長官賞」を受賞しました。

2024年2月27日(火)に東京で表彰式が開催され、表彰状が授与されました。

今回の受賞は、街の防災力向上を目指し、地域に密着した活動が評価され、3者(戸越銀座商店街連合会、パナソニック ホームズ株式会社、株式会社HITOTOWA)ともに、初めての受賞となります。

【第28回 防災まちづくり大賞 表彰式の様子】

左より、株式会社HITOTOWA 鳥山 あゆ美、戸越銀座商店街連合会 会長 山村 俊雄、パナソニック ホームズ株式会社 東京支社 阿部 亮介、北條 賢宏

防災まちづくり大賞 「消防庁長官賞」受賞について

「防災まちづくり大賞」は、総務省消防庁が主催し、地域に根ざした多様な主体における防災に関する優れた取り組み等を表彰し、広く全国に紹介することで、地域における災害に強い安全なまちづくりの一層の推進に資することを目的としています。

災害時に被災規模が大きくなりやすい木造住宅密集地域(木密地域)がある東京都品川区 戸越エリアでの災害に強いまちづくりは、戸越銀座商店街連合会の旗振りのもと、本格的に取り組みに着手してから2024年で4年目。

商店街だからこそできる地域に密着した、さまざまな防災啓蒙活動が評価され、今回の受賞につながりました。

■3つの受賞ポイント

(1)防災のフェーズフリーへの取り組み「まちなか防災訓練」

  • 「(わざわざ)防災訓練に行く」ではなく、「(訪れた場所に)防災訓練がある」ようにすれば、より多くの方に防災体験をしてもらえるのではないかと発想したことから、商店街通りを使った防災訓練「まちなか防災訓練」を開催

(2)多様な産官学連携。商店街の役割と特長を再定義し、商店街が持つネットワークと場を活用

  • 商店街独自の資産(地域とのつながり)を活かした「学びのプラットフォーム」と定義
  • 商店街の理念に共感・賛同するパートナー企業の存在(パナソニック ホームズ株式会社、株式会社HITOTOWA)
  • 品川区や消防署・消防団のほか、学校や民間企業、地域住民など、多くの方からの協力のもとで推進した、まちぐるみでの取り組み

(3)子どもの「体験したい気持ち」と保護者の「子どもに体験させたい気持ち」を叶える企画を実施

  • 一方通行の防災啓発ではなく、実際に体験することで楽しいと思える防災プログラムを提供
  • FC東京の協力を得て実現した、サッカーをしながら防災を学ぶプログラム「まちなか防災サッカー(サッカー防災®︎ディフェンス・アクション)」を開催
  • 防災への関心が薄い傾向にある若い世代(保護者世代)へのアプローチ

【戸越銀座商店街連合会 会長 山村 俊雄 コメント】

戸越銀座商店街連合会として、防災まちづくり大賞「消防庁長官賞」【商店街だからこそできる防災まちづくり・防災をフェーズフリーにする「まちなか防災訓練」】を受賞できました。

ひとえに地域の皆様、お客様、ご協力いただきました企業や品川区行政関係の皆様のおかげです。

商店街はお買い物の場所であるとともに、地域の生活インフラとして様々な地域ニーズに応えながら街づくりを実現し、今後も商店街だからこそできる防災まちづくりを推進してまいります、この度は誠にありがとうございました。

【パナソニック ホームズ株式会社 東京支社 城南支店 支店長 阿部 亮介 コメント】

東京都が推進する木密不燃化事業の趣旨に賛同し、地震に強い鉄骨構造の住まいで地域防災に貢献しようと始めた営業活動の中で、戸越銀座商店街連合会の皆様、そしてその活動をサポートする(株)HITOTOWA様と出会いました。

通常、特定の民間企業が地域に受け入れてもらうことは大変難しいことですが、今回の取り組みでは、”地域貢献“という
共通認識のもと、3者が立場を超えて連携し、互いに現場で工夫を重ねながら多くの実績を積んできたことで、今では地域の皆様から一定の認知をいただけるようになりました。

関東大震災から100年目を迎えた昨年は、「街を、家でまもろう」という商店街との共通メッセージを商店街全体に発信し、「住まいのよろず相談所」を臨時で開設。商店街の近隣地域では少しずつ当社の建物も増えてきました。

今回のうれしい受賞を機に、3者がさらに結束して地域の防災力を高めていければと思っています。

【株式会社HITOTOWA シニアプランナー 鳥山 あゆ美 コメント】

戸越銀座商店街連合会様、パナソニック ホームズ様はもとより、関係者全員で真摯にまちと防災について向き合い、考え、動いた結果、受賞につながったのだと感じています。

HITOTOWAは「災害への備えに取り組むきっかけづくり」「いざという時に助け合える関係性づくり」に、まちというフィールドで取り組んでいます。

なかなか防災対策に取り組んでもらえない課題感から、「体験型で楽しいことを」というコンセプトを徹底しつつ、
防災が自分ごとになるきっかけを組み込んだ企画を進めてきました。

また戸越銀座や品川区ならではの取り組みとしたく、東京オリンピックを契機に品川区が支援・推進しているホッケーを絡めるなど、地域としての盛り上がりも意識しています。参加者だけでなく、関わる方も楽しく実りある機会や場所にしたいという思いがあります。

次は「防災ひとづくり」を見据え、この受賞を励みに、ますます地域を巻き込むことでより取り組みを深めていきたいと思います。